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日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

リアクション顎

リアクションについて


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スプリントやダイレクト・スプリントもしくは削る調整で咬み合わせを変えることは,古いすり減った靴を すり減らない新しい靴に変えるような感覚で 始めは 筋肉が慣れるまで 違和感があります.
履き慣れているからといって,古いすり減ったバランスの悪い靴を履いていると,こけて足をくじいたり,事故を起こしたりもます.
すり減りすぎている靴を長く使っていて,急に新しくすると 慣れないために筋肉痛を起こします.
そのため患者さんによりゆっくりと丁寧になじませながらゆっくりとすることもあります.
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顎関節症の咬み合わせの治療を始めると
咬み合わせを変化させると
数日間 一見悪化したようなリアクション好転反応が起こる人が時々います.
多くのかたは起こっても軽度です.
顔やアゴが小さい,筋肉が細く弱い方,女性の方に多いように思われます.

私自身も軽度のリアクションを経験しました.今までとは別な筋肉に痛みが出たりしました.スプリントを使ったあと外したとき,咬合治療をすると,咬み合わせが変化し,より敏感になり,始めは 気になって,噛みしめすきたためと思います.

リアクションは,スプリントを使うことにより,咬み合わせを変えたことにより,以前から噛みしめていた筋肉が変わり,今まで使っていない筋肉を使うために起こる一過性の一時的な筋肉痛,疼痛と思われています.
今まですり減っていた不安定な「古い靴」を「新しい靴」に急に取り替えたときに似ています.始めは変な感じで 少し慣れるまで軽度の筋肉痛を起こすことと似ています.
リアクションを起こす人は,少ないのですが,また 起こっても軽度の方が多く,数日で軽減する方が多いです.


その例を解説したいと思います.

咬み合わせの治療の リアクション好転反応について

第一の好転反応 一次治療スプリントを使用してのリアクション

スプリントを入れると 肩こりや頭痛が もしくは 耳の前の関節痛が強くなる時は,
 
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1.スプリントを使用しての反応 リアクション その 1
アゴのクセが強くため前回のスプリント調整時の不足で,まだバランスが取れてない場合   

2.スプリントを使用しての反応 リアクション その 2
スプリントは それほどバランスが悪くないが,クセが強くて筋肉が馴染まないとき

この二つが考えられます

夜間使っていて症状が強く起こるときは,夜間の使用を一時中止してください.
スプリントを入れると 咬み合わせが少し高くなるために,夜間のくいしばりが強くなるタイプかもしれません.

日中に 15分ぐらい使ってみて 大丈夫ならば 一日3回ぐらい 朝 昼 晩 使ってみてください (例えば 通勤の車の中と お風呂の時など)
少しづつ 慣れさせてみてください.スプリントを入れていて,筋肉のバランスやアゴが安定している感じがあると良いですね

日中に 15分ぐらい使ってみて 症状が強く 大丈夫でないと自己判断するときは,使用を中止してください.来院時に 検査します.

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3.スプリントを外したときの反応 リアクション
何度も調整されたスプリントを入れた時に,スプリントを入れないときより,かなり 咬み合わせとアゴに安定感が出るほど
スプリント外すと いままでとは 違った感じの咬み合わせになり 不安定な感じが強くなり,咬み合わせ具合は以前より敏感になり,気になって 強く噛みしめてしまう傾向がある.
 スプリントを入れていて 軽く噛んでもしっかりと歯が接触し安定感があり,関節 筋肉などによりニュートラルな位置がはっきりすると,いままでの歯の接触の位置が不安定であることがよりはっきりと敏感に分かるのである.
 今までのアゴのクセを取るためのスプリントを使う時間が短く,この体験(運動学習体験 エングラム)をしてないと,次の咬合調整やダイレクト・スプリントの時にリアクションが強くでやすい人がいる.

好転反応(リアクション) 例
* スプリントをしてないときは,右の首が痛かったが,スプリントを長く入れていると,楽になるが しばらくすると左の首が少し痛くなる.
*スプリントをしているととても安定して良いが,外すと 咬み合わせが不安定で 噛みしめてしまうためか,しばらくすると,めまいがする.
*スプリントをしているとアコが少し楽で 首も本当に楽になりますが,外すと,以前には無かった顎の関節の痛みが出てくる.
*スプリントを入れてると 以前の症状 (頭痛・首の痛み,こめかみが苦しい)が軽減するが,外すと すぐに 以前より 強く症状が出るような気がする.

<リアクションの予防と治療>

*スプリントを外した直後,うまく噛み合わないときは,それはアゴがずれていたので仕方がないので,上下の唇はくっつけても,歯と歯は,できるだけ食いしばらないように暗示をかける.マントラ
■顎関節症をよくするマントラ(呪文)
「唇を閉じ、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」


*アゴの体操,アコのストレッチングやチューブ体操をゆっくりと少なくしてみて,回数を痛みが出ない程度少しづつ増やしてみる.
*より全体的に均等に接触する調整されたスプリントを入れて,反応を見ながら長く入れて,筋肉を慣れさせる
* 使っていない普段 噛むでない歯(右と左を変える)で 噛むでみる.
*首や肩のストレッチングを ゆっくりと一日 数回する
*効果が少ないときは,時に鎮痛剤を服用する
*ゆくりと 20-30分ぐらい 低温の半身



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<補足 スプリントの誤解>
10年以上前に ある高校生の男子に 顎関節が口を開けると痛い・苦しいというタイプの顎関節症で,スプリントを入れたら,アゴは楽になったが,スプリントを外すと 咬み合わせが悪くなった. 以前より噛み合わなくなって咬み合わせは,悪化したと言われたのである.アゴの安定は少し良くなり,関節も楽になるが,今はスプリントを使わなくても,楽なので,スプリントを使うと 外すと咬み合わせが不安定になるので,スプリントは使いたくない.そのため治療を中断したいと言われたことがある.事前に説明したつもりであったが,ご理解して頂けなかった.どこかで また同じ事を医師に言って,医療不信になっていないかはなはだ 心配である.そのため,話すだけではダメだと思って,スプリントの説明書を製作した.残念ながら,アゴが苦しいときだけ スプリントを使ってみたらとしかいえない.二次治療の咬み合わせの補整はできないのです.
スプリントを使うと目的は,アゴの関節と筋肉にとってより 自然でニュートラルな位置に歯の当たるところをしっかりと作り安定させることである.
歯は 生えてきて 適当に当たっているのである.その時に,口呼吸,舌癖や?杖などの要素で 咬み合わせが変化することがかんがえられる.
スプリントを入れていて 関節 筋肉などによりニュートラルな位置がはっきりすると,いままでの歯の接触の位置が不安定であることがよりはっきりと敏感に分かるようになるのでしょう.またスプリントの調整がうまくいけば行くほど,安定するのは 関節と筋肉と靱帯であり,より不安定に感じるのは,スプリントを外したときの歯と歯の接触である
ここをわかって頂きたい.患者さん自身が 咬み合わせの不安定感をはっきりと認識できるくらい,かなり敏感になったのである.ここの段階を 多くのかたは,必ず通らないといけないみたいである.好転反応に対しては,スプリントを出したり入れたりマッサージやストレッチングをし,身体に 馴染ませてからゆっくり治療を薦めた方がよいだろう.スプリントを数時間入れていてもスプリントは 外すと 5-10分ぐらいでもとに戻る事が多い.
 スプリントを使う時間が短く,この体験(運動学習体験 エングラム)をしてないと,次の咬合調整やダイレクト・スプリントの時にリアクションが強くでやすい人がいる.


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第2の好転反応 /咬合調整とダイレクト・スプリントのリアクション

咬合調整の時 <高いところを削ったとき> 
ダイレクト・スプリント <低いときに足したとき>


スプリントを入れていて安定するので,スプリントを取るとはっきりと強く当たる歯の部位を 間違いないように数回確認した後,少し歯を削る咬合調整,(もしくは 低い奥の歯にプラスチックを足したとき),
歯の接触が多くなりしっかり当たる感じがする.
 しかし数時間後もしくは,翌日 削ったところ(もしくは足したプラスチック)が,以前より,すごく気になってしまい,つい噛みしめていると,不快な筋肉痛が出てきた.患者さん自身は,痛みが出たので 悪化したと思う事がある.

スプリントを外したときの 高さのギャップが減るので楽になると思ったのに,歯を削ったり足したりすると,より敏感になって気になってしまいためと思います.気になって,その感触を確かめるため歯と歯を接触させ,より不安定感が強く感じ,気になるところをつぶしたくて,より強く噛みしめてしまい,筋肉痛などの症状のリアクションが起こり,悪化したように感じると思われます.

症状への対策

*咬み合わせが安定するスプリントを 長く入れてください.
一時的ですから,悪化したと思わないでください.
 *発音障害が出る電話や接待関係の方などは,残念ながらスプリントをあまり使ってくれません.そういう方に起こりやすい事を良く理解していただきたい..
スプリントを外してているとき 必ず マントラ(呪文)を
■顎関節症をよくするマントラ(呪文)
「唇を閉じ、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」

(足したり削ったところがとっても気になる時は,)

*気持ち良いくらい,味わうように,良くアゴや首のストレッチングをゆっくりとしてみてください


滅多にいませんが,つらいときは,鎮痛剤と筋弛緩剤を一時的に使います.


< 解説 >

アゴの小さい,小顔の 美人の女性の方に見られました.
あまりスプリントを使ってくれてない方に見られる傾向があります.
スプリントをある程度使ってくれていたは,筋肉が慣れてきているので起こりにくいのかもしれません.
年間 100例ぐらいの患者さんがいらっしゃいますが,リアクションが出る方は,数例です.多くても10%ぐらいです.症状は 様々です.

歯を削る咬合調整をしたら,咬み合わせが不安定になって悪化したと,他の医院や大学病院からいらっしゃる患者さんが時々います.私の医院でも,確かに 咬合調整で,リアクションを起こすか違います.

スプリントとのギャッブを体験しないためにでたリアクションかもしれない方がいます.
他の医院で歯を削られたところが,私が診察しても強く接触していることもあります.

 強く接触するところを削るか,低い周りを足すか どっちからするかは,一概にいえず状況次第です.咬み合わせの治療の原則は,ご自分の歯を削るより,かぶっている歯をが強く接触するときは,削ります.かぶっている歯が低いときは,足すかの治療で補整したいです.

低いところにプラスチックを付けて 修正する調整ならばまだ 付けたところは,足りないならば 足すことも 強いときは,はずすことができますが
自分のかぶっていない詰めていない歯を 削るのは 本当に慎重にします
(飛び出ているの時は  削る事もあります)

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<関節の痛み 口が開かないとき>

日中仕事で発音しにくく,スプリントを長く入れてられない.
痛みの症状が軽減するように,早くなんとかして欲しい.
スプリントを長く入れてないためか 通常の安定型スプリントでは,関節の痛みが取れない.こんな時は,はっきり言って,困ってしまいます.
口が開かない開口障害などは, 時に 癒着してしまい,スプリントや体操のリハビリでは,効果がでにくくなり,数パーセントだが外科手術を考え無いといけない場合もあり得るからです.最悪のことを考えて,スプリントを使ってくれない方は.心配になります.スプリントを長く使っても効果が少ないのか,スプリントを使わう時間が短いから効果が出ないのか ここが問題なのです.
スプリントを長く使っても効果が少ないとき,発音障害で 日中使えないならば,

1.長くむ使えるように, 下アゴにスプリントをかなり薄く作り直すか
 それでも 発音しにくいと言う方がかなりいる

2.発音障害のない,ダイレクト・スプリントを使う
 直接 低い歯の上に 小さいプラスチックを付ける
  破損 脱離することもあるが
 このダイレクト・スプリントは,リアクションがあるときがある
私の経験の中で,開口障害が数ヶ月つづき
アゴの体操も 癒着していて 効果が一切無く
夜間やお話ししないときに使う時間でのスプリントも効果が無く 
外科手術かレーザーの手術を覚悟して欲しいと患者さんに告げ
最後の手段として 24時間使うため歯に直接貼り付けたピポットを付けたダイレクト・スプリントで,なんとか開口障害を改善した症例を10例以上経験してきた.ピボットを使って アゴを反対に動かすのであるが リアクションが出ることがあるのです.ピボットのダイレクト・スプリントは,.時に疼痛が出るリアクションが起こる可能性があり,あまり使いたくないのが本音である.

不幸にしてピボットのダイレクト・スプリントも何も効果があまりでなくて,外科手術を薦めたのは,20年間で 数例ある.残念です.
 
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3 ) リアクション/ 私自身の話

20年前 私自身もスプリントを入れて アゴや首や噛む筋肉が安定すると
スプリントを外すと どこで噛んだらいいのか分からないくらい
歯と歯の接触が少なくて不安定になった
 この後どんな治療になるかもかなり不安であった.

私自身は, いつも強く接触する 左の歯を削る咬合調整と
低い 右側は 高くするバイトアップの治療をしてもらっている.
スプリントを入れても 入れてないときと使う筋肉が違い
 筋肉痛が起こり
外しても 不安定で,噛みしめて ,また 筋肉痛が
首や背中に起こっていた.
何度か 高い歯の部位を削り,低いところに足してもらうと,
別の筋肉痛が起こり,スプリントを使ったり,ストレッチングをしていた.
スプリントを外した時の ギャップが少なくなり.
首がかなり楽になり,
アゴがより安定し,歯の接触が多くなり
ストレッチングと マントラをしていると 
リアクションは かなり少なくなり
 リアクションは ほとんど起こりにくく 楽になった.


治療 直後は,しっかり当たって とても安定するが
しばらくすると 歯の接触した咬み合わせがかなり敏感になり,
 左が強く感じ右が低く感じ始める.すると不安定な感じが強くしてくる.
又 調整をする.何度か繰り返すと より安定してくる また敏感になる.
前より安定しているが,少し気になる. 

私の自身が顎関節症を受けて ほとんど完治しているが
時々少し気になるところの 少しだけ 微調整を受けている 
かなり良い

以前の症状
アゴがガクガクしていた
 口がまっすぐに開かない
右でしか噛めない
左では 噛みにくい
首は右には 倒れやすいが 左には動きにくい
  時々 首が痛い
 肩は 重い 
 身体全体は 硬い

咬み合わせの治療
スプリントを 外した後は 左のみが高い 右がすいて低い
いつもそうだ
 左咬合調整    右臼歯部のbite up










 




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